【各取引所の対応】ビットコインゴールド、BTGが付与される取引所【10月25日誕生】
皆さんこんばんは、前田(https://maemaeda.amebaownd.com)です。今月、17日に仮想通貨の交換業者で構成する日本仮想通貨事業者協会(JCBA)は、25日にも誕生するとみられている「ビットコインゴールド(BTG)」についての対応方針を固めたというニュースがありました。
そう、10月25日にビットコインで、ハードフォークが行われてビットコインゴールドが誕生するんです。分岐して新しく作られる仮想通貨という事ですね。
ビットコインゴールドは香港に拠点を置くマイニング(採掘)企業であるLigthtningASICのJack Liao氏の提案になります。実現すれば、8月に誕生したビットコインキャッシュ(BCC)と同様にビットコインから分かれる形になりますね。
顧客にビットコインゴールドを付与するかは各社に対応を委ねるとし、顧客への事前の説明責任を果たすこともあわせて決められています。
取引所に登録している人たちの元には、ビットフライヤーやコインチェックなどから、ビットコインゴールドに対するメールが届いていると思います。かくいう私の元にも各取引所からメールが届きました。
Contents
ビットフライヤーとコインチェックは、条件付きでビットコインゴールドに対応する
ビットフライヤーとコインチェックから届いたメールには、条件付きでビットコインゴールドに対応するとの記載がありました。Twitterでも発表されていますね。
コインチェックの対応
【Bitcoin Goldの分岐に係る対応方針について】
2017年10月25日、「Bitcoin Gold」に係る分岐が起こる可能性が高くなっております。今回の分岐に対し、弊社では記載の対応を予定しておりますのでお知らせします。https://t.co/dL1eHnIth7— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) October 19, 2017
しかし、下記の場合はビットコインゴールドの付与を行わない可能性もあるそうです。
対応方針
このたびのBitcoin Goldに係る分岐に際し、CoincheckではBitcoin Goldの付与を行う予定です。しかしながら、以下のような事象が発生し、弊社にてお客様の資産の保護が困難と判断される場合やサービスの安定した提供が困難と判断される場合においては、Bitcoin Goldの付与を行わない可能性がございます。
・Replay attackに対する対策が不十分であると確認された場合
・マイナーが十分に集まらず、ブロックが安定的に生成されない場合
・何らかの脆弱性が発覚しそれに対する対策が行われない場合
・その他、弊社において付与等の取り扱いが不適切と判断される場合
等
ビットフライヤーの対応
Bitcoin Gold によるビットコインのブロックチェーン分岐に向けた対応をお知らせいたします。https://t.co/ZI7mLyxytf
— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) October 21, 2017
ビットフライヤーも、コインチェックと同じくビットコインゴールドを条件付きで付与すると発表がありました。また、ビットコインゴールドの申請を行い上場を未定ではあるものの11月1日以降に予定しているそうです。
日時(日本時間)
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対応(予定) |
10 月 25 日 21:00 頃(予定) |
【数量決定】
この時点でお客様がbitFlyerアカウントで保有しているビ ットコイン現物の数量*3に応じて付与されるBTG の数量が決まります。
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未定(11 月 1 日以降)
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【BTG の付与、売買サービスの提供開始】
11 月 1 日(予定)の BTG ブロックチェーン稼動後、BTG 分岐が恒久的であり、お客様の資産保護等の観点においても問題が無いと当社が判断した場合に限り、お客様に BTG の付与、及び BTG の売買サービスの提供を開始します。
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未定(分岐後の BTG チェーンの動向をみて判断します。) |
【BTG のお預入・ご送付サービスの提供開始】
BTG 分岐後の BTG ブロックチェーンの動向をみて、BTG のお預入・ご送付サービスの提供を開始します。
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Zaifは対応しない(基本は付与しないが条件が揃えば付与を検討する)
【Bitcoin Goldにおける対応について】
Bitcoin Gold(BTG)におけるZaifでの対応を取りまとめましたのでお知らせいたします。https://t.co/9aHyi4cf3z— Zaif(ザイフ) – 仮想通貨取引所 (@zaifdotjp) October 20, 2017
10月20日にZaif(ザイフ)でビットコインゴールドの対応が公式ページで発表され、その旨のメールも届きました。ザイフでは、「現時点ではビットコインゴールドの付与・入出金・取引は行わない」という見解の様です。
ただし、10月25日時点でのビットコインゴールド残高のスナップショットを保持し懸念される可能性がすべて解消された場合において、他通貨と同様に運営の判断でビットコインゴールドの取り扱いの検討を行う予定との事の様です。
Bitcoin Goldの対応についてのお知らせ
下記の可能性があるため、現時点ではBTGの付与・入出金・取引は行わないと判断いたしました。
- リプレイ攻撃に対する保護、対策が不十分である可能性がある
- マイナーが十分に集まらずにブロックが継続的かつ安定的に生成されない可能性がある
- 何らかの脆弱性があり、お客様資産の保全が確実ではない可能性がある
また、弊社では付与の如何にかかわらず、分岐時点とされる491407block時点(2017年10月25日前後)でのお客様のビットコイン(BTC)残高のスナップショットを保持します。BTGの付与をしないと判断した場合であっても、Zaifが保管以外の目的でBTGを移動(※1)したり処分して他通貨に交換するようなことはありません。
今後のBTGにおける対応について
弊社ではBTGに限らず仮想通貨の取り扱いにおいて、お客様資産の保全、市場環境、継続的運営、セキュリティ等の観点を考慮して取り扱い可否の判断をしております。
ただし、前述の懸念される可能性がすべて解消された場合において、他通貨と同様に弊社の判断でBTGの取り扱いの検討を行う予定です。
付与すると判断した場合は、前述のスナップショットに基づきお客様へBTGの付与を行います。
まとめ
各取引所、それぞれ対応が異なりますがリプレイ攻撃などの懸念点があるため、顧客の資産保護を考えた上でそれぞれの取引所が対応方法を検討し、発表している状態です。
上記、取引所以外にもビットコインゴールドが付与される取引所はありますが、大方の人達は、ビットフライヤー、コインキャッシュ、ザイフで取引していると思うので、取り上げさせて頂きました。今後の動向にも要チェックですね。