仮想通貨取引所コインチェック、マネックスグループに買収される
皆さん、こんにちは。仮想通貨ブロガーの前田(https://maemaeda.amebaownd.com)です。巨額のネム流失事件を起こしたコインチェックが、マネックスグループに買収される事が明らかになりました。ネム流失事件以降、買収劇は業界ではささやかれてましたが遂にという感じですね。
和田社長や大塚取締役は退任するが、執行役員として残るそうです。個人的には、和田社長率いる経営陣で引き続き頑張って欲しかったのですが致し方ないですね。
コインチェック株式会社、マネックスグループ株式会社の完全子会社化及び新経営体制のご報告https://t.co/B18mtGPauc
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) April 6, 2018
コインチェックがマネックスグループに買収される事が明らかになった後、マネックスの株価がストップ高となりました。これは、やばいですね。皆なんだかんだ言って、叩く一方で、市場は仮想通貨事業への期待が非常に高いということを示しています。
気になる買収額は36億円。この金額を聞いた瞬間「安くないか?」と思った方も多いのではないでしょうか。会社としては妥当な金額との事です。また一部ではなく、コインチェックの発行済株式177万5267株すべてを取得して、マネックスの完全子会社化とするようです。1株あたり2030円弱という計算になります。
考察
もともと和田社長は、クックパッド主催第3回開発コンテスト24など、さまざまなハッカソンで優勝するなど、若手の起業家界隈では名の知られたスーパーシステムエンジニアなので、今回の退任で肩の荷が降りて、やっと自身がやりたかったビジョンに集中できるのではないかと推察します。
エンジニアなのに、人事・法務・総務・広報活動などで余裕が無く、社長業に手足を取られた結果、ネム流失事件に繋がった部分も大きいのではないでしょうか。
責任を取って退任するとはいえ、どちらかといえば適材適所なのではないかと思いますし、優秀な人材はたくさんいますから、これでお任せする事ができるでしょう。
会見でマネックスグループの松本大社長からは、仮想通貨には将来性を感じており、笑顔をありました。
「仮想通貨は大変重要な資産クラスだ。仮想通貨全体の時価総額が50兆円まで伸びたことは無視できない」
「歴史上採掘された総額が800兆円といわれる金であっても、例え『99.9999%』と刻印があっても偽物かもしれないし、盗まれるリスクもある。仮想通貨も真正性(しんしょうせい)や、盗難のリスクは同じ。金よりも軽く、支払い手段としても、資産をキープする手段としてもメジャーになっていくことは間違いない」
今後の手腕に期待します。頑張ってくれよ〜!!
公式サイトはこちら⇨コインチェック