トルコリラに続きアルゼンチンペソも急落、60％に利上げも効かず（涙）
皆さん、こんにちは。投資系FXブロガーの前田（天才の部屋へようこそ！！）です。トルコリラ19円まで回復したと思いきや、立ったの一週間で瞬く間に16円台まで下落しました。
トルコリラの底が見えない
涙で画面もよく見えない pic.twitter.com/CCHubjKKpf— オレ的ゲーム速報JIN@FX投資部 (@oreteki_douga) August 30, 2018
そして、8月30日、次は経済不安が続くアルゼンチンの通貨ペソが急落しました。
新興国通貨は今日軒並み下がっています。今日の下げはトルコリラではなく、アルゼンチンペソが要因です。年初来で見るとペソ-45%、リラ-42%、レアル-20%、ルピー-10%。今回は97年のアジア通貨危機みたいにならないと言われていますが、すでになって来ている気がします。
— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) August 30, 2018
Contents
アルゼンチンペソ政策金利60%！！
アルゼンチン中銀が通貨防衛のため15%の緊急利上げ。政策金利は60％へ
過去３年ほどの対円レートを見るとトルコリラ以上の暴落です。幸い、日本でアルゼンチンペソを扱っているFX会社はナシ。取引できてたら惨劇になってたはず… pic.twitter.com/2T23rFmuB7
— 高城泰 (@takagifx) August 30, 2018
中央銀行は今月2回目となる緊急会合で政策金利を15％引き上げて、年60％という凄まじい金利にしましたが、それでもペソは下げ止まらず、対ドルでの最安値を大幅に更新してしまいました。
また、新興国からの資金流出懸念が高まっています。
何と、年初からの下落率は45％を超えています。トルコリラも42%下落しているので、いくら金利が高くても下落スピードが早すぎて全く補ません（汗）
まぁ、アルゼンチンペソは国内FX会社では取り扱っている所はないので、惨劇は起きていないはずです。もし、日本で取り扱っていたらと思うと震えが止まりませんね。
中銀は声明で、「足元の為替相場の状況と、国内の物価上昇に大きな影響が出るリスクに対応した」と強調し、少なくとも12月までは利下げしない方針も表明しましたが、為替市場に通用せず、通貨安に歯止めがかかりません。
1980年代の債務危機と似てきましたね。
ちなみに、過去アルゼンチンは1827年、1890年、1951年、1956年、1982年、1989年、2001年の7回ものデフォルトを経験しています。
FXトレーダーからすれば、アルゼンチンはデフォルトのイメージが付いて回りますが、現在話題になっているアルゼンチンの行方と現実になれば8回目となるデフォルトの可能性も十分にありえます。
2017年、アルゼンチンの経常収支は、マイナス300億ドルです。単純計算でも3兆円の赤字だったことがわかります。経済運営の資金を外国に頼らなければいけない状態となっています。
ただ、この状況はアルゼンチンだけのせいではありません。アメリカの長期金利が3%台を行き来している中で、世界的に新興国通貨は対ドルで売られています。新興国通貨のポジションを持っている人は、さぞかし辛いと思います。
ドル円も円安ドル高に動いていますが、ドルが強すぎるというのも困った側面があるという事ですね。
何度、利上げしてもアルゼンチンペソは下落して行くので、市場では「その場限りの策」と見透かされている感が否めませんね。
現在ベネズエラとならんで一番デフォルト回数が多い国となっているので、もし8回目のデフォルトがくれば堂々の単独ワースト1位に輝いてしまいます。
とほほん（涙）
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