トルコリラ円(TRY/JPY)、フラッシュバックやシリア問題など年始早々の値動きを振り返ってみた。
皆さん、こんにちは。FXソルジャーの前田さんです。日本の個人投資家に人気の通貨ペアである、トルコリラ円ですが、一方的な下落に歯止めがかかりつつありますね。
2018年8月にあった恐怖の暴落局面では、一時15円台前半まで売り込まれていましたが、その後は断続的に下値を切り上げていきました。私はこの時に17円台でトルコリラ円を少しだけ仕込みましたが、心臓に悪いですね。
2018年11月末には、一時22円00銭台と約3カ月半で4割以上も反発する場面もありました。
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2019年、年始早々にフラッシュクラッシュ発生
22円00銭台につけたかと思いきや、今度は反落に転じ、更には1月3日の早朝に起きたドル円、クロス円の瞬間的な暴落に巻き込まれると、一時18円台前半まで急落する一幕もありました。
あの時の凄まじい暴落は正に瞬獄殺といった感じですね。
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なぜ、こんな大暴落が起きたかと言うと、東京市場が休みで薄商いだったところに、トレンドに追随するアルゴリズムトレードの売り注文が立て続けに入り、損切りの売り注文を巻き込んでいったからです。これを“フラッシュ・クラッシュ”と呼びます。
しかし、すぐに買い戻されて心理的節目の20円前後に回復しました。この時は、トルコリラ円だけでなく他の通貨も同じような値動き(買い戻し)をしました。
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2018年の夏頃まで続いていた、トルコリラの虐殺的な一方的かつ大幅な下落に苛まれていたトルコリラ円のポジションを持っている人にとっては、ひとまず安堵感が漂う新春相場のスタートと言えるでしょう。
本当にリラ安が止まったのか、疑心暗鬼は拭えない
問題は、これで本当にリラ安が止まったのかという事です。正直、疑心暗鬼は拭えません。トルコリラは急落するたびに、高金利好きで逆張り志向の強い個人投資家の資金をブラックホールの様に引き寄せながら、何年間も下がり続けた過去があります。
いや、もう本当にブラックホール通貨だと思います。私は、そう思っています。どんだけ、資金を吸い込んでいくねん(急に大阪弁)
右肩下がりを続ける長期トレンドの底入れに誘うには、短期的な自律反発では弱いでしょう。
年始早々、シリア問題も大きな話題に
年始早々に話題になったのはフラッシュクラッシュだけではありません。
短期的な視点で見ると、2018年頃から改善し始めた対米関係を持続させることが必須だと思います。
過去の下落の要因を探ると、米国との関係悪化が要因とみられていただけに、今後もその維持、改善を図ることが通貨安定の必要条件となっています。
2018年10月、トルコ司法当局は2016年に起きたクーデター未遂に関与した疑いで軟禁していた米国人牧師を解放しています。
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11月には両国政府が互いに課していた政府高官への制裁を解除し合うなど、お互いの関係に雪解けの兆しがみられます。世界が平和になりますように。
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トルコリラのニュースまとめ
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