世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由を読んだ感想
Amazonでセラー本となっていたので、世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由という本を買ってみました。
Amazonでの購入はこちら⇨世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由
過去の倒産事例から教訓を得ようという感じの本で、面白かったですね。
世界倒産図鑑を読んだ感想
「負けに不思議の負けなし」という言葉があるように、倒産に至る会社には、いくつかのパターンに分けれる負けた理由があり、そのほとんどは早期かつ好調な時期に芽生えているという特徴があるようです。
そして、企業の経営というのは上手くいっているからといって、少しでも油断するとそこで終わってしまうものだと改めて思い知らされました。
なぜ、終わってしまったのか!?
本書では「戦略上の問題」と「マネジメントの問題」の2つに問題をわけ、その2つを更に「過去の亡霊」「脆弱シナリオ」「焦りからの逸脱」「大雑把」「機能不全」という5つに分けて、倒産へと至った経緯を分かりやすく解説しているので、あまりこの手の話に馴染みがない方でも理解しながら読めると思います。
25社の倒産事例を1社あたり6ページ前後の経緯、4ページのイラストや図表、計10ページ程で、スピーディーにサクサクと読めます。
「なぜ、その会社は倒産に至ってしまったのか」「その経緯から何を学べるのか」という事に対して考えさせる本でした。
先人の失敗から、同じ過ちを犯さない様にする為の考えを、あなたに示唆してくれる事でしょう。
投資家としてどのような会社が倒産するのか知識として備えておこう
株式投資をしている身からすると、一番怖いのは倒産なので、そういった会社の株を掴まない様にこの手の本を貪り読んでしまうという習性があります(苦笑)
もし株を購入した会社が倒産してしまったらどうなってしまうのか。
もちろん、株がどうなるのかを知っておくことは大切だと思いますし、それと同時に、どのような会社が倒産する可能性があるのかを知識として備えておくことも投資家として大事な事です。
会社が倒産して株が紙くずになってしまう前に、怪しい会社を察知して回避する嗅覚を、世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由などの本で養いましょう。
やはり倒産へ導くのは「人」なんだと思います。
そこには、焦りや傲りなど色々な人間の思考が絡んでいるんですね。
人間の弱さとは儚いものです。
この本は、必読ですよ〜!!